地主から、「更新をしない更地にして返せ」と言われました。

time 2018/08/02

地主から、「更新をしない更地にして返せ」と言われました。

祖母の時代から住んでいた借地ですが、来年更新になります。

地主が代替わりをし、更新はもうしない更地にして返すように手紙が来ました。

この場合はやはり更地にして返さなければいけないのでしょうか?

更地にするお金もないため非常に困っています。どうしたらいいでしょうか。

教えて借地権からの回答

借地権を無断増改築をしてしまった等の特別の事例がなければ、更地にして返さなければいけないことはまずありません。

借地法で以下のことが規定されています。

・「契約更新時点で建物が存続し、借地人が土地の使用を継続している場合は、地主がその使用に対し、遅滞なく異議を述べないと借地契約は前契約と同一の条件を持って設定されたものとして扱われる」(借地法第6条1項)

・契約期間が満了し、借地上に建物が存在すれば、地主から遅滞なく更新拒絶の異議の申し立があった場合でも、地主の述べる異議には正当事由が必要である。(借地法第4条1項、第6条2項)

正当事由があるか否かは、裁判所によって借地関係の存続を希望する借地人と、終了を望む地主との双方の土地を使用する事情等を総合的に考慮して判断されます。
裁判所は地主の正当事由を簡単には認めていないので、借地の明渡しが認められる事は簡単にはありえません。
ただし、稀にご両親やご先祖が地主に対して無断増改築や無断転貸などの違反行為、背信行為があったとき、地主側の正当事由として認められる理由の一つとなります。

まずは契約書や今までの借地の経緯をきちんと書類として集めておく必要はあります。

 

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