借地権を相続したら新規に契約をしなくてはいけないのですか?

time 2018/07/10

借地権を相続したら新規に契約をしなくてはいけないのですか?

現在母が83歳でそこまで持たないと思われます。
借地を相続した場合地主さんと契約をまた新しくするのでしょうか?
また、私はいずれ借地を手放したいのですが地主さんに更地にして返さないけえばいけないのでしょうか?
かなり厄介な地主なのでまず地主は買ってくれないと思います。他の人への売却は可能でしょうか?

教えて借地権からの回答

借地権の相続、更地にする必要性はない、借地権は売却が可能ということの回答になります。


【借地権の相続について】

契約をした借地人さんが亡くなられた場合家族が相続することができ、契約もそのまま続行されます。
相続の場合地主さんの承諾を得る必要はなく、名義書換料を支払う必要もありません。
名義書換料や更新料などの名目でお金を請求する地主さんがいますが、相続人は支払う必要はありません。
ただし借地人さんが変わることは地主さんに連絡をすることは必要となります。
契約の方も続行となり契約期間などの条件もそのまま継承されます。
また、地主さんに連絡をする際には、書面で名義変更の通知をした方が後々のトラブルを防ぐことができます。


更地にする必要はない

借地権を無断増改築をしてしまった等の特別の事例がなければ、更地にして返さなければいけないことはまずありません。

借地法で以下のことが規定されています。

・「契約更新時点で建物が存続し、借地人が土地の使用を継続している場合は、地主がその使用に対し、遅滞なく異議を述べないと借地契約は前契約と同一の条件を持って設定されたものとして扱われる」(借地法第6条1項)

・契約期間が満了し、借地上に建物が存在すれば、地主から遅滞なく更新拒絶の異議の申し立があった場合でも、地主の述べる異議には正当事由が必要である。(借地法第4条1項、第6条2項)

正当事由があるか否かは、裁判所によって借地関係の存続を希望する借地人と、終了を望む地主との双方の土地を使用する事情等を総合的に考慮して判断されます。
裁判所は地主の正当事由を簡単には認めていないので、借地の明渡しが認められる事は簡単にはありえません。
ただし、稀にご両親やご先祖が地主に対して無断増改築や無断転貸などの違反行為、背信行為があったとき、地主側の正当事由として認められる理由の一つとなります。
まずは契約書や今までの借地の経緯をきちんと書類として集めておく必要はあります。


借地の売却は可能

借地権を売却する際は地主の許可が必要ですが、承諾をしない場合でも買取先がいる限り借地の売却は可能です。
その場合は、地主の承諾に代わる許可の裁判の申立てをすることにより借地権を第三者に売却をする手続きをとります。
申立てをする際にはきちんとした書類を作成するため、弁護士や行政書士、司法書士さんが必要となります。

以下ご参考ください。

借地権は売却可能?

 

借地110番では地主さんとの間を円満に解決するサポートも行なっております。
もしご不安のようでしたら、いつでもご相談ください。

 

Tel: 03-5814-0087
Fax: 03-5834-8814

〒110-0001 東京都台東区谷中1-6-14